加賀とは?
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実りの季節が訪れる
加賀平野から見る白山
お盆を過ぎると秋の足音が聞こえる。蝉の声が静かになり、いつの間にか虫の音にかわる。8月の終わり、加賀平野は一面が黄金色のじゅうたん。早場米の稲刈りが始まる。9月には底引き網漁が解禁となる。また各町では秋祭りと獅子舞が続く。秋が深まる11月、白山が一年ぶりに真っ白になる。里山が色づき、そぞろ寒を感じる頃、あられが降り、いよいよ冬の到来を感じ始める。
秋の味覚
野の幸 ◆新米、まつたけ、しばたけ
収穫がはじまる
北陸は加賀百万石の米どころ。秋の実りはなんといっても新米。加賀地方は早場米の産地として有名、9月に入るといっせいに稲刈りが始まり、10月には新米が店頭にならぶ。コシヒカリとほほほの穂が2大銘柄。中でも山間地の米は、昼夜の寒暖の差が大きい土地柄、味が凝縮され、地元でもブランド米となっている。
海の幸 ◆甘エビ、赤ガレイ、メギス、アジ、ヒラメ、フクラギ、ハタハタ、サバ
とれたての甘エビ
賑わいを見せる市場
秋から日本海は味覚の宝庫。夏が終わり、待ちに待った底引き網漁が始まる。秋の花形はご存知甘エビ。解禁の日、市場は甘エビで真っ赤になる。庶民が待っていたのは、カレイとメギス、フクラギ。赤ガレイは煮付けか一夜干し、メギスは浜いりが旨い。浜いりは浜ゆでともいい、魚をシンプルに塩茹でにする地元料理。これがいちばん素材のうまみがわかる。甘エビ、スガレイも浜いりがおすすめ。フクラギは鰤の幼魚名で、コゾクラ→フクラギ→ガンド→ブリと、加賀では出世順にこう呼ぶ。庶民の魚フクラギはピチピチを刺身で。
秋の風物
萩の名所・実性院
勇壮な八朔祭り
秋の始まりは鰯雲と稲穂。この時期、加賀は山手、平野、海側、どこを走っても黄金色の絨毯一色。あちこちに稲刈り機が動き、みるみるバリカンのように田んぼを刈り取っていく。
9月1日は山代温泉の八朔まつり。長さ8mの大獅子が町内を練り歩き、服部神社では浦安の舞が奉納される。同じ頃、9月の中旬にかけて、大聖寺藩主菩提寺・実性院の白萩が見ごろとなる。
11月中旬、里山がいっきに紅葉する。神社や寺、家々の庭でもカエデやツツジが真赤に色づく。中でも深田久弥・山の文化館のシンボル、イチョウの古木は一見の価値あり。歩道が落ち葉で覆われるころ、冬の気配が足早に訪れる。
鶴仙渓
鶴仙渓
山中温泉の鶴仙渓には各所にこおろぎ橋、あやとりはし、黒谷橋があり、加賀地域を代表する紅葉が楽しめる。