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VOL.2 『日本海』 M.M

伊切海岸〜新保海岸

「冬の日本海を見たい。」という観光客の方も少なくない。特有のどんよりとした鉛色、荒天の日は2m以上の波が次々と押し寄せる様はまさに圧巻である。

3月は冬の海から春の海への移行期。天候によって冬の海にも春の海にも姿を変える。

写真の風景は、3月5日に撮影した、片山津IC付近の「伊切海岸〜新保海岸」。そこからチャリンコで5分、私の生まれ育った町がある。故に私にとっては見慣れた風景である。

私の小さい頃は、この海で海水浴や釣りを毎日のように楽しんだ。遠浅では無いので海水浴には適していないが、人は少なく、水のきれいさは近辺の海水浴場の比ではない。ましてや都会周辺の海とは全く次元が違う域にある。と私は思っている。

冬の日本海

中学生から高校生、さらに大人になるにしたがって、思い出も進化?してくる。中学生の頃には友人と、夜、花火をしたり、高校生の頃には紹介で知り合った女の子と2人でボ〜と夕日を眺めたのが淡い思い出である(すぐにフラれてしまったが・・・)。大学生の頃は東京から帰省した夏休みにナンパしては女の子を海へ連れて行った。満天の星空、波の音しか聞こえない漆黒の海に浮かぶ漁火、幻想的でなんともいい雰囲気をかもし出す。(若気のいたりで随分悪さを・・・ゴメンなさい。)東京から遊びにきた友人は、日本海に沈む夕日とこの漁火の風景にえらく感動し、自分はえらく自慢気だったことを思い出す。

楽しく遊んだ思い出だけではない。彼女と別れた時、若くしておふくろが亡くなった時、部活動の集大成の試合前、その試合に負けてしまった時、友人と別れ大学進学のため1人東京へ旅発つ時など、寂しい時や悲しい時、不安な時や何かのケジメをつける時、よく1人で海を眺めに行ったものだ。

ちなみに、15年前に結婚した際のプロポーズがこの海であったのかは定かではない。

とにもかくにも、この海は、いつでも私に元気や勇気を、そして心に安らぎを与え癒してくれた、心のよりどころなのである。

PS.
若い人は、彼氏・彼女を連れて・・・・。どうだろう。日本海の風景は、2人の仲をきっと深めてくれるに違いない。May be

(2004.3)

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