VOL.25 『冬景色』 Y.K
●市内で見れる冬景色 (加賀市内こおろぎ橋)

冬場の車での通勤って緊張しますよね。特に路面がバリバリに凍っていたり、轍になっていたりした日は、アクセルを踏む右足とハンドルを握る手に、妙な力が入り車を降りた瞬間に疲れがドッとくるような感じになります。それに車に乗る前に車の上や、まわりの雪をどかし、窓が凍っていれば、お湯をかけたりと、意外と時間がかかりますよね。車に乗ってしまえば暖かいしその点はありがたい乗り物なのですがね。
この前雪が降った日に近所まで行くのに、車上とまわりの雪をどかす時間がもたいないので、歩いて行くことにしたのです。そうしたら、子供の頃に好きだった新雪の上を歩いた記憶がよみがえり、寒さが不得意な私も楽しくなってしまい、目的地以外の足跡がまだないところに自分の足跡をつけてきました。(ある意味マーキングですね。ものすごく、楽しかったです。)そういえば、ランドセルを担いでいたころは、もっと雪の日が続いていたような気がします。だから毎朝の登校するときに、新雪のところをわざわざ歩いたり、つるつるの路面を勢いをつけて足で「シャー」っと滑ったりと外を歩いていても疲れるようなことはなっかたですね。若さも、もちろんあったけれど、便利なものに慣れてしまうと逆に不便なのかもしれませんね。
車で通勤するようになって見過ごした景色と感覚。ゆっくり歩く速度で季節の変化を感じることを改めて大切に思いました。そして最後に私の好きな風景は何かといいますと、雪が降ると一面水墨画のようになり、太陽の日差しが差し込まない日はとくにです。自宅の窓から見える景色は、ちょっとした雪舟の水墨画のよう?大げさ?いやいや、おこがましかったですね。モノトーンの風景もまた季節を感じられ冬の加賀もまた好きな季節です。
(2006.2)