VOL.49 『モノトーンの冬の海』 K.Y
市内の冬の海

加賀市内には山から海まであり四季を通じていろんな表情を見せてくれます
山あいに住む私にとって海は開放的でワクワクするところです。
中でも越前加賀国定公園で一番海に突き出た岬「加佐ノ岬」は私の中のビューポイントの一つです。春は穏やかな浜風、夏になると野生のショウブやアザミが彩りを沿え、秋には黄色いツワブキなどです。ここでは大パノラマともう一つのおまけが楽しめます。冬はさすがに岬には行かないほうがいいです。(高波、強風で危険です。)
地元のガイドさんがよく話してくれるのが日本海らしさは冬とのこと。加佐ノ岬からの眺めはあきらめ、橋立漁港近くでの冬の海を体感しました。
冬に近づくにつれ、空は青色からグレー色になり海の色も暗くなります。
風は強く、波も高くなりこれぞ冬の日本海。頭の中のBGMは演歌が・・・。
お天気が晴れのときと比べるとモノトーンの海は開放的というより物悲しいような感じです。
地元の方が話してくれたとおり、冬のダイナミックな荒波が日本海らしさを感じます。(波の花を見られるところもあるそうです。)
厳しい寒さを耐え育った北陸の人がねばり強くなるのもわかるような気がします。
苦手だった寒さも忘れ、冬の海の眺めもまたいいものでした。
日本海の荒波ともう一つおまけの風景は、橋立漁港付近の小さな海産物屋さんの前に干される干物。脂ののった魚はお刺身にしたり、煮ても焼いても美味しいですが、干物も最高です。冷たい海流でたくましく大きくなった魚たちだからギュッと身が引き締まって旨みがますのでしょうか?ブラブラに干された風景も素朴で好きな私の冬景色です。
(2008.2)
