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TOP > 加賀四湯紀行 >歳時記 > vol.5 夏兆す。いよいよ菖蒲湯まつりだvol.5 夏兆す。いよいよ菖蒲湯まつりだ

すがすがしい新緑に、春の息吹を感じていたら、あっという間に夏の気配がもうそこに。6月4日、5日は、山代温泉に初夏を告げる菖蒲湯まつりの日。御輿につめる菖蒲の刈り取りが、まつり専用の菖蒲田で行われた。真言宗薬王院のご住職による祈祷につづき、御輿を担ぐ青年団のメンバーが、次々と無事息災を祈願。祭り当日の、あの荒ぶる姿からは想像できないほど、みんな神妙な顔で、厳かに執り行われた。
菖蒲は、刈るのではなく、一本一本ていねいに、株から外していく。それを、子供たちが横の小川で、これもひとつひとつ洗い、泥を取って、ゴザの上に並べていく。こうやって、上の者から下の者へ、祭りを担う心が、自然と受け継がれていくのだろう。
あの数百キロになる菖蒲俵は、これほどに、手をかけ、心をかけて用意されていたのだった。今年の菖蒲湯は、感謝いっぱいで入らせていただこう。
4月から5月、これから一年の暮らし、四季の移り変わりを肌で感じる季節。
(2004.6 M.O)
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