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vol.22 音楽が、映画が、人々を結ぶ。

今加賀市自慢の催しをご紹介します。

今年で6回目を迎えた「加賀市民映画祭」、そして片山津温泉の「検番ライブ」です。

この2つのイベントには、その魅力を創り出している「人物」がいます。

市民映画祭には、佐藤良三72歳。映画館のない加賀市に映画の素晴らしさを伝えつづける「津軽のじょっぱり」、まさにサミュエルウルマン「青春の詩」そのものを体現している人です。年間6本上映の最後がドキュメンタリー「ベルリンフィルと子供達」でした。感動しました、そして考えさせられました。指揮者サイモンラトルはいう。「音楽は人々をひとつにすることができる」、「表現者なら、自分が情熱を傾けたものを人と分かち合いたいと思う」と。

そして片山津「検番ライブ」には、九谷の陶芸家・山下一三さんと、20年間、優歌団の木村充揮の追っかけをやってきたという奥様のメグさんです。もと芸妓の練舞場だった「検番」、そのレトロな雰囲気にブルースがぴったりです。畳に座って、今ではなかなかない酒ありライブ。年に1回、脳みその汚れが吹っ飛びます。
この2つに共通するのは、「感動を分かち合っている」という感覚。それも仕組まれた演出や刺激ではない「ゆったりとした高揚感。心地よい余韻」があるということです。近頃のイベント、とくに役所主催のイベントなどでは、なかなかこんな空気は醸し出せません。「楽しく価値ある場面をみんなに提供したい」、潔い志と情熱、人を思いやる心、このお二人に接するといつも感じます。やっぱり人柄です。最後は。

(2005.11 M.O)

 

 

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