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TOP > 加賀四湯紀行 > 歳時記 > vol.23 百花繚乱・九谷焼の本流を歩むつくり手たちvol.23 百花繚乱・九谷焼の本流を歩むつくり手たち
11月28日まで、JR加賀温泉駅前の加賀アートギャラリーで第一回加賀美術展が開催された。合併を記念した総合美術展である。前身は、加賀美術協会の加賀美展と、加賀美術作家協会の加賀総合美術展の歴史ある2つの美術展だが、山中町と加賀市の合併を機会に、ひとつの総合美術展として共同で行うこととなった。
絵画、工芸、書など多分野の作品約170点、人口7万人の町とすればジャンルの多彩さ、質ともに破格の内容ではないかと想像する。その中でもきわだっているのが工芸部門、陶芸と漆芸であろう。
今回は九谷焼に焦点を当て写真で紹介した。九谷焼の本流を歩む現代の陶工たちである。真似ず、群れず、個人の創造性を追及し続ける作り手たち。それを受け止め、支えてきた町の力、町の人々の美意識がこの地にはある。
まだあまり広く認識されていないが、加賀市は「九谷焼」を生んだ地である。先人の意志と技を連綿と受け継ぎ、そして今も新たな伝統を創り出している町である。古九谷から吉田屋へ、かたくなに「一品主義」を貫き、量産はせず、品質に妥協しない姿勢。「本流」とは先人の想いであり、約束であり、覚悟なのだろうと思う。過去、現在、未来、どの入り口から触れても本物に出会うことができるのが加賀山中の九谷焼である。
そして今年師走、12月30日、松屋銀座から始まる「古九谷浪漫 華麗なる吉田屋展」の全国巡回展。「九谷焼の聖地・加賀市」が本邦のお披露目となる。
(2005.12 M.O)

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