加賀温泉郷

石川県加賀市大聖寺にある山ノ下寺院群は、加賀藩の城下町として栄えた大聖寺の北部に位置する寺町です。江戸時代に大聖寺藩が意図的に寺社を集めて形成された歴史ある地域で、現在もその面影を色濃く残しています。静かな雰囲気の中で歴史を感じながらの散策を楽しめるスポットです。

●実性院（じっしょういん） – 曹洞宗

大聖寺藩前田家の菩提寺で、「萩の寺」としても知られています。

※2024年1月より能登半島地震による被害のため、当面の間拝観できません。

●蓮光寺（れんこうじ） – 日蓮宗

毎年1月15日に「星祭り」が行われ、僧侶が冷水をかぶる水行が見られます。

●久法寺（きゅうほうじ） – 法華宗

日本で初めて鉛筆を作った柿澤理平のお墓があります。

●全昌寺（ぜんしょうじ） – 曹洞宗

松尾芭蕉が立ち寄ったことで知られ、境内には句碑があります。別棟の「五百羅漢像」は一見の価値ありです。

●正覚寺（しょうがくじ） – 浄土宗

秘仏の「履行阿弥陀如来（くつばきあみだにょらい）」と呼ばれる珍しい如来像があります。

●宗寿寺（そうじゅじ） – 日蓮宗

大聖寺藩の関所の門が払い下げられ、山門として移設されています。

●本光寺（ほんこうじ） – 法華宗

「日本百名山」の著者である深田久弥のお墓があります。

●神明宮（しんめいぐう）

現在はこの通りで唯一の神社ですが、藩政時代には真言宗の慈光院でした。

加賀市大聖寺にある全昌寺（ぜんしょうじ）は、歴史と文化が色濃く残る曹洞宗の寺院で、山ノ下寺院群の一角にあります。大聖寺城主・山口玄蕃宗永公の菩提寺として知られ、江戸時代末期に建立された五百羅漢像や、俳聖・松尾芭蕉ゆかりの地としても有名です。慶応3年（1867年）に完成した517体の極彩色の仏像群が、羅漢堂に一体も欠けることなく安置されています。また、境内には芭蕉と曽良の句碑や芭蕉の木像が安置されています。 

加賀市大聖寺にある1897年（明治30年創業）の和菓子屋さん。創業から128年経った現在は、五代目に受け継がれています。伝統の味と技術を大切に守りながらも、時代に合わせた形で挑戦されています。和菓子の販売の他に、店舗併設の茶房 香楽（からく）では和の空間で上生菓子づくり体験等のアクティビティなども実施。※ご希望される方はお問合せください。

旧城下町 大聖寺は、一方通行や細い路地が多く、初めて行った人にとってはまるで迷路のよう。そんな細い通りを歩いていると見えてくるのがレトロな雰囲気の喫茶店‘’珈琲館 樹林‘’。扉を開くと、そこはまるで昭和にワープしたような雰囲気で、どこか懐かしさを感じます。ママや常連さんとの何気ない会話を楽しみながら、いただくコーヒーが美味しいのはもちろん、豊かな香りの「アールグレー」、期待を裏切らない「メロンソーダ」が最高です！また、「フレンチトースト」と「たまごサンド」も絶品！小腹が減ったら気軽に立ち寄れるのも嬉しいスポットです！

どんな町に行っても、地元の人たちに愛されるお店が必ずあります。まさに、それが’’うどん・そば処 三津野’’です。こだわりの小麦、国産のそば粉を使ったうどんやそばも美味しいけれど、日替わりランチや定食、丼物や一品料理などメニューが豊富。さらに、隣接した「レストラン フェアレディー」のメニューも注文できます。さらに、ケーキセットも充実していて嬉しい！！

歴史ある町並みを流れる旧大聖寺川。その静かな川沿いには、石畳の道や風情ある家並みが続き、まるで時間がゆっくりと流れているかのよう。春には桜、夏には涼風、秋には紅葉、冬には凛とした静寂。四季折々の表情が訪れる人の心をそっと癒します。日常の喧騒を忘れ、川辺をゆっくり歩いてみませんか？何気ない風景の中に、あなただけの“特別な時間”がきっと見つかります。